これまでのドキュメンタリー映画というと、まずは「メッセージありき」で、映画としての面白さは二の次になってしまっていることが多かったように思います。が、もともとは広告マンだったオオタヴィン監督は、ポエトリー・ドキュメンタリーという独自の映像法を駆使して、子どもたちの質実な佇まい、昔ながらの子育てに秘められた豊潤な精神文化、その輝きを追いました。
特殊なレンズを使ったスイートな映像、ミュージックビデオのような心地よさ。石田ゆり子の柔らかなナレーションが子どもたちの成長をあたたかく包み、坂本美雨の歌声が子守唄のように優しく響きます。挿入歌は、谷川俊太郎作詞、小室等作曲の「いま、生きているということ」。プロデューサーは、映画「はなちゃんのみそ汁」の原作者、安武信吾。 (長女の安武はなちゃんは、映画の舞台となっている高取保育園の卒園生。) 笑って、泣いて、ほっこり癒されるエンターテイメントムービーです。
その人気と高い評価を受け、現在、より“オーガニック”に踏み込んだ内容の『いただきます2』を制作中。テーマは「発酵」「腸活」です。今回、その制作を記念して、『いただきます ~みそをつくるこどもたち』(フルバージョン)と、『いただきます2 ~ここは、発酵の楽園』(ダイジェスト版)を上映し、さらに、オオタヴィン監督から、この映画がもたらした素敵な出会いやエピソードをお話しする、上映会&トークイベントを開催する運びとなりました。
福岡市 高取保育園。そこには、まるでタイムトリップしたような懐かしい日本の子育てがありました。素足で駆け回り、竹馬で遊ぶ。真冬でも、薄着、素足で風邪を引かない。自分たちが飲むみそ汁のみそを毎月100キロづつ仕込む。給食は、医食同源に基づいた、玄米、みそ汁、旬の惣菜。和食が苦手だと思われている現代っ子ですが、ここでは毎日完食です。増え続けるアレルギー園児の解決策を「食」に探り、アレルギー、アトピーの園児の症状を改善しており、日本中から教育視察が絶えません。よく食べ、よく遊ぶ、元気な子育てのヒントが満載です。神奈川県の麦っこ畑保育園では、30年前から和食給食を導入。ふたつの保育園の育児からみえてくるのは、古き良き日本の食卓がつくる、こどもらしい、たくましい命です。発酵学の第一人者である小泉武夫 東京農業大学名誉教授の知見や、予防医学医 奥田昌子の最新の遺伝子研究の成果から、先人たちの食の英知「食養生」を、「現代人のための健康法」として浮かび上がらせます。映画「みんなの学校」の元大空小学校校長 木村泰子も、教育者・母の視点からコメント出演しています。
【詳細】
●「いただきます ~みそをつくるこどもたち」
公式サイト https://itadakimasu-miso.jp/
●「いただきます2 ~ここは、発酵の楽園」
公式サイト https://itadakimasu2.jp/
予告編(ショートバージョン)
会 場:新宿NSビル B1小ホール (オーガニックライフスタイルEXPO会場)
定 員:30名
タイムスケジュール
13:30 ご挨拶(徳江倫明 (一社)フードトラストプロジェクト 代表理事)
13:35 「いただきます ~みそをつくるこどもたち」上映
14:50 「いただきます2 ~ここは、発酵の楽園」ダイジェスト版上映
15:05 オオタヴィン監督トークショー
15:30 閉会 注※10分ほど伸びる可能性あり。
参加費:無料
こちらの事前申込は締切りました。
当日受付も若干ご用意できる可能性もございますので、お時間になりましたらセミナー受付にお越しください。
主 催:一般社団法人オーガニックフォーラムジャパン
共 催:一般社団法人フードトラストプロジェクト
協 力:イーハトーヴスタジオ
入場招待券をお持ちでない方は、事前登録を公式ホームページより行っておりますので、事前登録をお願い致します。
https://ofj.or.jp/access.html