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第12回フードマーケティングセミナー

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パタゴニア食品事業における商品開発とCSR
~環境保護へのぶれない取り組みがブランドとなったアウトドアウェアのパタゴニアが食品事業に参入した理由とは!?~

2016年9月15日、アウトドアアパレルブランドのパタゴニアは、環境に配慮した食品を揃えた「パタゴニア プロビジョンズ」の日本での展開を開始しました。ウェアの開発・販売と同じく、「最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑えること」「ビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行すること」をテーマとして、食品業界に参入したのです。

現在は、本国で開発されたアイテムを日本で輸入販売している状況ですが、今後は日本オリジナルの商品も開発していくとのこと。「なぜ、あのパタゴニアが食品業界に?」「その商品開発の基準は?」「日本オリジナルの商品開発はどのように行っていくのか?」…等々、まだベールに包まれている感のある“パタゴニアのフードビジネス”について、日本支社プロビジョンズ部門の責任者である近藤勝宏氏をお招きして、じっくりお話しいただきます。

「日本国内のメーカーや原材料生産者も開拓していきたい」と言う近藤さん。商品の仕入れ販売を考えている方、商品開発をコラボレーションしたい方、商品開発のための原材料を供給したい方など、パタゴニアのフードビジネスに関心をお持ちの皆様、ぜひご参加ください。

日  時:2017年6月1日(木)17:45開場/18:00~20:30
場  所:NBF東銀座スクエア(株式会社博展 2F セミナールーム)
     https://www.hakuten.co.jp/contents/company/access/
参加費 : 一般6,000円(税込)/ メルマガ会員(※) 5,000円(税込)

【プログラム】
2017年6月1日(木)17:45開場・受付開始
18:00 主旨説明 徳江倫明(一般社団法人フードトラストプロジェクト代表理事)
18:10 基調講演「パタゴニア・プロビジョンズが目指すもの」
    パタゴニア日本支社 プロビジョンズ・マネージャー 近藤勝宏
19:10 休憩
19:20 トークセッション 近藤勝宏・小川孔輔(法政大学経営大学院教授)・徳江倫明
20:00 質疑応答・名刺交換会
20:30 終了

【パタゴニアの環境保護への取り組み】

アウトドアウェアブランド「パタゴニア」による環境保護への取り組みは、日本がバブル景気を迎えようとしていた1985年に始まりました。「売上の1%を環境保全や自然保護に従事するNPOや団体に寄付する」ことを表明したのです。あれから三十余年、その寄付総額は四十数億円にも上っています。

1996年には、使用するコットンをすべて無農薬栽培のオーガニックコットンに切り替え、リーバイスなど一部の大手アパレルメーカーがその理念に共鳴・追随したことでさらに話題を呼びました。2013年には、サスティナブルな社会の実現を目標としたベンチャーキャピタル事業を開始。世界中で、環境的・社会的に責任のある企業を育成・支援しています。

さらに近年は、「リデュース(長持ちする高品質の製品の製造・販売)」、「リペア(正規店にて何度でも修理サービスを提供)」、「リユース(不要となった服の回収と販売)」、「リサイクル(リユースできないものは新たな製品の素材として再利用)」、「リイマジン(消費者と共に、自然に戻せる分だけを使用する世界を再考する)」という5つの取り組みを推進し、多くの消費者の賛同を得て展開しています。

企業活動とCSRとを分けず、一体のものとみなすビジネスモデルの構築に長年取り組んできた、真に環境志向な企業であると言えるでしょう。

そのパタゴニアが、環境に配慮した食品を揃えた「パタゴニア・プロビジョンズ」の展開を開始。本国で開発された商品を輸入販売するだけではなく、日本オリジナルの商品開発を積極的に手がけていくといいます。「ビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する」ことをテーマにしてきたパタゴニア。「現在、食品業界ほどこの危機が緊急に感じられる分野はない」と判断し、食品業界参入に至ったとのこと。

パタゴニアが展開していくフードビジネスのビジョンを共有し、食品業界におけるエシカルマーケットを拡大・推進していこうとお考えの方、この動きにぜひともご参加ください。

申  込:http://food-trust.jp/mailform/fm12/fm12.html

主催:一般社団法人フードトラストプロジェクト